中島哲也監督の作品をはじめて劇場で見ました。
ポップな色彩で華やかさが持ち味の監督ですが、
今回の青みがかった色味は、シリアスな雰囲気を引き立てます。

ストーリーは3歳の娘を殺された女教師が、
犯人の生徒を追い詰めていくミステリー作品。
ドロドロなはずのに、不思議と透明感があります。

R-15作品にも関わらず、
公開2日で約2億7000万という脅威の興行収入。
しかし、いじめがある中学校が舞台の作品で
R-15というのはいかがなものでしょうか。
中学生にも受け止めて欲しい作品だと思いました。

松たか子の演技で印象的だったのは
本人も苦労したという泣きうめくシーン。
新しい松たか子を生み出した感じでした。
そしてなんといってもラストの演出には圧巻でした。